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■ 近くの観光スポット ① お勧めスポット「苔筵」 ② 「どんぶり館」 ③ 産直市「愛たい菜」 ④ 愛媛県歴史文化博物館 ■栽培情報(ブログ記事) ① 植付方法 ② 植付方法の比較 ③ 樹皮マルチ ④ 肥料比較 ⑤ 草対策 ⑥ 液肥とミネラル ⑦ 用土比較 ■ リンク ① 大関ナーセリー ・ブルーベリーについて ・ブルーベリーの育て方 ・ブルーベリー品種 ・ブルーベリー開花時期・ 果実成熟期 ・ブルーベリーに使用できる 農薬 ③ ブルーベリー大図鑑 ④ ベリー会議 ⑤ 日本ブルーベリー協会 ・ブルーベリーと糖尿病予防 ・ブルーベリーと高血圧予防 ・ブルーベリーと血管の若々しさ ・ブルーベリーと骨粗しょう症予防 ・ブルーベリーと脳機能の回復 ⑥ 千葉県ブルーベリー栽培指針 ⑦ 三重県ブルーベリー栽培歴 ⑧ あさイチブルーベリー活用術 (抜粋).pdf ⑨ 有機肥料講座 ⑩ リービッヒの無機栄養説 と土壌肥料学 ⑪ 植物生理学の講義内容 |
岩佐ブルーベリー農園の地植栽培 1. 植付方法 ■ ブルーベリーは他の果樹同様、一度畑に植え付けると同じ場所で長い間栽培するので、 植付方法も 慎重に検討しました。 文献等で調べた植付方法には ① 植穴を掘りそこにピートモスやもみ殻をいれ混合しそこに植え付ける ② 植付畝全体にピートモスやもみ殻をまいてすき込みそこに植え付ける 2通りありました。 どちらの方法が優れているかわかりませんでしたが、ピートモスの密度が濃いと思われる ・・・①植穴方式・・・を採用しました。 当園の植付手順は、以下の通りです。 ※ 植穴の大きさは大きいほど、またピートモス使用量は多いほど良いと思われます。 しかし、植付穴の大きさ やピートモスの使用量は、作業性や植付コストとのからみもあり、 最終的には、エイ・ヤーで決めました。 ■ ステップ1 畝を作り、植え穴を掘る (スコップで掘りました) ※植え穴は、大きいほどよいと思いますが、コストや作業性を考慮し、大きさ80㎝、深さ30~40センチを目安としました。 なお、文献では大きさは、40~70㎝、深さは40~50㎝程度と書いています。 ■ ステップ2 植え穴にもみ殻を入れ、その上にピートモスを入れる ■ ステップ3 もみ殻とピートモスを混合する (混合比 半々程度) ■ ステップ4 湿ったピートモスともみ殻の混合用土を作る。 (混合比 7対3) ■ ステップ5 湿ったピートモスで根を包むようにして植え付け、株元にもみ殻及びその上に樹皮をマルチする ■ ブルーベリーの植付株間×列間は、ラビットアイ 2m×2.5m、ハイブッシュ 1.5m×2mで植え付けています。 しかし、今では樹もだいぶ大きくなり少し狭く感じます。 列間は今より広く、3m程度あったほうが、収穫作業や樹皮マルチ作業がやりやすいように思います。 2. 潅水管理 ・ 「ブルーベリー生産の基礎」では、ブルーベリーの生育状況や収穫量は、無潅水で栽培するより潅水下で 栽培した方が圧倒的に優れているとしています。 ・ また、同文献では、土壌からの水分 蒸発散量を基に、 ・ 望ましい潅水量 ・・・ 成木に対し5日間で45リットル ・ 潅水頻度・・・ 5日間隔が適当 としています。 ・ 当園でも ① ブルーベリーは、夏場毎日潅水した方が、無潅水に比べが著しく成長が良いこと ② 夏場潅水不足で果実が大きくならず、さらに委縮 して硬い実 になったこと 等を経験しました。 これらを考慮し、梅雨が明けたらすぐに後述するドリップ潅水を開始することにしています。 ・ 潅水方法として同文献では、、スプリンクラー方式、ドリップ方式及びホースで 一本ずつ潅水する方法を紹介 しています。 ・ 当園は、上述の潅水方法のうち下記理由により、ドリップ方式を採用しています。 ① 水源は、水量が豊富な河川水ではなく井戸なので1日の使用量に制限があること ② イニシャルコストが安いこと ③ 潅水にかかわ る手間が少なくて済むこと ( ドリップ潅水のイメージ ) ■ サンホープ製定流量ドリップチューブ(30㎝ピッチ) ■ ドリップチューブ元弁 ※潅水は、赤色の元弁の開閉で行います ■ ドリップチューブの接続 ■ 畑のドリップチューブ ・ 雨が降らない真夏のラビットアイ収穫期でも、経験上、1~2日に1時間程度のドリップ潅水でまずまずの果実を 収穫で きます。 ・ 梅雨明け後の夏場については、田んぼ畑の井戸だけでは水量が不足するので、坂畑の井戸水をエンジン ポンプで 田んぼ畑井戸に移送しています。 3. 施肥管理 ■ 肥料は、有機肥料、化学肥料に大別されますが、それぞれに多様な肥料が市販されています。 栽培を始めた頃、どんな肥料がブルーベリーに適当かわかりませんでしたので、とりあえずpHが酸性になる EМぼかしを手作りしていました。 ■ しかし、栽培面積が広くなるにしたがって、ぼかし作り作業が大変になり、EМぼかしにかわる適当な肥料が ないか「有機肥料講座」などで調べ、魚粉肥料を試験的に使用しました。 その結果、この肥料もEМぼかし同様生育や食味も良く、また果樹農家の間で評判も良かったので 最終的には魚粉肥料を使うことにしました。 ■ 施肥頻度は、 三重県ブルーベリー栽培指針等を参考に3月、5月、8月の 年3回としています ■ 施肥量については、樹の大きさにより加減していますが、成木に対しては、株元に1回あたり400グラム程度 ( 年1.2キログラム )与えています。 ※ 「ブルーベリー生産の基礎」では、施肥量を成木に対し年間280~480グラム(8-8-8肥料換算)としていますが、 これより多めとなっています。 ■ なお、魚粉肥料と米ぬか肥料によってブルーベリーの生育かどうなるか比較したことがあります。 興味のある方は、ブルーベリー栽培における肥料比較をご覧ください。 4. 樹皮マルチ ■ 「ブルーベリー生産の基礎」では、ブルーベリーは株元に有機物マルチをすると ① 生育が向上し、樹や果実は大きく育ち ② さらに収穫量も増加 すると書いています。 ■ 当園では、有機マルチの生育効果が高いことを考慮し、ブルーベリーの植付時に株元に樹皮マルチし その後は、樹皮を定期的に追加しています。 ① 樹皮の受入 ② 樹皮の積込みと運搬 ③ 株元にマルチ |
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